こんにちは、はるかです!
子育てをしているパパママは、
子どもが思うように本を読んでくれないと悩んでいませんか?
そして、つい子どもにキツく当たってしまっていませんか?
この記事では、
•子どもが本が読めるようになるまでの段階
•それぞれの段階でのNGな声掛け
について紹介したいと思います。
私は約10年間小学校の教員として勤務してきて
(特別支援学級の担任経験あり)、
子どもが本を読めるようになるには段階があると気が付きました。
そして、その段階ごとの関わり方を実践してきました。
しかし、この記事に書かれていることは、
私の経験上の話で、学術的な根拠はありません。
全ての子どもがこのような段階を踏むとは限らず、
段階を飛ばす場合もあるかと思います。
私の記事は参考程度にお読み下さい。
「段階編」「心構え編」「関わり方編」の記事もあります↓
本が読めるようになるまでの6段階
子どもが本を読めるようになるまでの6段階については、
前の記事で詳しく解説しています。
まだ読んでない方はこちらへどうぞ↓
上記の記事で、
子どもが本を読めるようになるまでの6段階は以下のように紹介しました。
•「本に興味がない段階」
•「全てのページを最初から最後までめくる段階」
•「絵だけを見る段階」
•「好きなページだけを見る段階」
•「文字に興味をもつ段階」
•「本を読む段階」
今回は、この段階に沿って、
つい言ってしまいがちなNGな声掛けを紹介します。
つい言ってしまいがちなNGな声掛け
ここからは、それぞれの段階での、
つい言ってしまいがちなNGな声掛けを紹介します。
ちなみに、関わり方については以下の記事で紹介しています↓
繰り返しますが、
これは私が教え子に対して行った関わり方で、
発達に変化が見られたことを紹介しています。
学術的な根拠はありません。
参考程度にお読み下さい。
「本に興味がない段階」
この段階では、
せっかく読み聞かせをしているのに、
子どもは本に興味がないので、
違うところに行ってしまったり、
その場に留まっていても
心ここにあらずといった感じでぼーっとしていたりします。
そこで、このようなことを言ってしまいがちだと思います。
「せっかく読んでるんだからどっか行かないの!」
「ちゃんと聞いてる?」
「聞かないんだったら読んで(買って)あげない!」
子どものために買ってきた本を、
せっかく読み聞かせしてあげているのに、
集中して聞いてくれないと
イライラしてしまいますよね…
でも、発達とともに子どもは本に興味をもつようになると思います。
それまでパパママは自分の読書を楽しみましょう。
子どもはその姿を見ています。
「全てのページを最初から最後までめくる段階」
この段階では、めくることを楽しんでいるので、
読み終わってないのにページをめくってしまいます。
そこで、このようなことを言ってしまいがちだと思います。
「今読んでるのにめくらないで!」
「勝手なことしないの!」
「せっかく読んでるのに意地悪ね!」
大人としては、
最初から最後まで通して読みたいのに、
次々とページをめくられると困ってしまいますよね…
子どもは物と出会ったら、
まずその物の機能を確かめることから始めると思います。
本をめくることができると知って、楽しくなっているのです。
めくることに満足したら次の段階にいきますので、
気長に待ちましょう。
「絵だけ見る段階」
この段階では、絵だけを見ているので、
パパママの読み聞かせの声なんてそっちのけで、
絵に集中しています。
時には、そのページを読み終わったのに
絵をじっくり見ている場合もあると思います。
そこで、こんなことを言ってしまいがちだと思います。
「もう読み終わったよ、早くして!」
「絵ばっかり見てないで文字も読んで!」
「自分のことばっかりでわがままなんだから!」
せっかく読んであげてるのに、
絵ばっかり見ていたら
少し残念な気持ちになりますよね…
まだ文字が読めない子どもは、
絵だけが情報を得られる手段だと思います。
だからじっくり絵を見たいのです。
段階を経たら必ず文字に興味が出る時期が来ます。
それまで気長に待ちましょう。
「好きなページだけを見る段階」
この段階では、好きなページだけを見るので、
前に戻ったり後ろにいったりと
ストーリー通りに読ませてくれません。
時には、同じページにずっと留まることもあると思います。
そこで、こんなことを言ってしまいがちだと思います。
「順番がごちゃごちゃになっちゃうでしょ!」
「先に進めないでしょ!」
「他の人のことも考えないとわがままでしょ!」
ページがあっちこっちいくと、
本のストーリーを追えません。
せっかく読んであげてるのに
イライラしてしまいますよね…
子どもが好きな物やことを見つけられるって
とても尊いことだと思います。
子どもと一緒に本を読めるようになるまではあと少しです。
「文字に興味をもつ段階」
この段階では、文字に興味をもつので、
やっと子どもと一緒に本を読める気がします。
しかし、子どもの読める文字が少ないと、
読める文字だけ読んで次のページに進んでしまうことがあると思います。
そこで、こんなことを言ってしまいがちだと思います。
「まだ読み終わってないでしょ!」
「これは『ち』だよ、言ってごらん!」
「他の文字も読めるようにならないと!」
まだ読み途中なのに次のページにいってしまうと困るし、
せっかくだから他の文字も読めるようになってほしいし、
自分のわかるところだけ読むなんてこれから先が思いやられる…など、
いろんな感情が渦巻くかもしれません…
でも、焦りは禁物です。
その焦りが子どもに伝わって、
文字を読むことが楽しく無くなってしまったら本末転倒です。
子どもは楽しい気持ちからいろいろなことを学んでいきます。
子どもが興味のあることから教えていきましょう。
「本を読む段階」
やっと子どもと一緒に本を読むことができる段階までやってきました。
今までお疲れ様でした。
ここまでくれば、
つい言ってしまいがちなNGな声掛けも減って来ていると思います。
楽しい気持ちで本を読みましょう
この記事では、
•子どもが本が読めるようになるまでの段階
•それぞれの段階でのNGな声掛け
について説明してきました。
どの段階でも、
大人も楽しい気持ちで
本や子どもと関わっていくことが大切だと思います。
つい、子どもが自分勝手にしてしまっている
と思ってしまいますが、
子どもの発達には段階があるので仕方がないのです。
そして、文字の習得なども、時期がくれば、
楽しいという気持ちとともにできるようになると思います。
焦らずに見守りましょう。
ただ、これは私の経験を基に書いているので、
学術的な根拠はありません。
全ての子どもが同じ段階を踏むとは限らず、
段階を踏まなかったり飛ばしたりすることもあります。
段階や心構え、関わり方の記事もあります↓