こんにちは、はるかです!
子育て中のパパママや、
子どもと関わる仕事をしている人たちは、
子どもがなかなか指示が通らなくて困っていませんか?
この記事では、
•子どもに指示が通るようになるまでの3つの段階
について解説したいと思います。
私は約10年間小学校の教員
(特別支援学級の担任経験もあり)
として勤務してきて、
奇声をあげる子や教室から飛び出してしまう子など、
さまざまな特性をもった子どもたちを担任し、
笑顔にしてきました。
子どもに指示が通るようになっていく過程を観察していたら、
これは小さい子の子育てでも役に立つのではないかと思いました。
子どもたちの特性は人それぞれなので、
全ての子どもに同じ手立てが通じるとは限りませんが、
私のノウハウが
困っている先生たちや子育て中のパパママの手助けになれば幸いです。
子どもに指示が通る方法
子どもに指示が通る方法については、
【子育て中のパパママ、先生たちへ】はるか流 子どもに指示が通る3つの方法
の記事に詳しく書いてありますので、そちらをお読み下さい↓
今回は、補足で1つお伝えします。
1つずつ伝える
前の記事でも書きましたが、
子どもに指示を出す時は具体的に伝えます。
それに加えて、
小さい子どもに指示を出す時に大切なのは、
1つずつ伝えることだと思います。
具体的に伝えなくちゃと思って
「手を洗って、タオルで拭いて、椅子に座って」
と全部一気に伝えてしまうと、
子どもは全てを覚えておくことができません。
✅「手を洗って」
洗い終わったら
✅「タオルで拭いて」
拭き終わったら
✅「椅子に座って」
と、1つずつ伝えるようにします。
そのようにすると、
子どもも指示に従いやすいですし、
大人もフィードバックがしやすいです。
指示が通るようになるまでの3つの段階
「指示を認識する段階」
ここからは、(以前の記事も含めた)
子どもに指示が通る方法を使って、
指示が通るようになるまでの3つの段階を解説したいと思います。
私は子どもを指導していく過程で、
子どもに指示が通っていくには3つの段階があると思いました。
これは、子どものしつけでも通じることだと思います。
子育て中のパパママの役に立てたら嬉しいです。
まず第一段階目は、「指示を認識する段階」です。
まだ上手く話せない小さい子たちは、
言葉の意味を認識することが苦手です。
人は、言葉を認識することができるようになって初めて、
言葉を発することができるからです。
まだ認識してないから話せないのです。
指示を認識する段階では、指示を理解させます。
指示してほしいことと同じ絵を見せたり、
大人が実際に行動してみたりして、
指示の内容を理解させます。
それが第一優先なので、指示に従えなくても大丈夫です。
ここで指示に従えないからといって叱ってしまうと、
子どもは指示に従おうとする気持ちを失ってしまいます。
子どもに指示が通るまで継続的に続け、気長に待ちましょう。
例えば
「静かにするよ」「教室に戻るよ」「椅子に座るよ」
などと指示を出すとします。その時に、
子どもが静かにしている絵や教室に入る絵、
椅子に座っている絵を見せながら指示を出します。
また、ジェスチャーをしたりや実際に手を引いて行動したりして、
子どもにその様子を見せます。
本人はそれを見て、
同じようにやってみることもあれば、
できずに大声を出してしまったり、
外に出てしまったりすることもあると思いますが、
同じように指示を出し続けます。
この時、最終的に指示が通らなくても構いません。
子どもは大人の言葉や行動を見て学習している最中なのです。
「できたらすかさず褒める段階」
第二段階は「できたらすかさず褒める段階」です。
まだまだ上手く話せず、言葉の理解ができない子どもが、
毎日毎日、視覚と聴覚から指示を受けていると、
時々、指示の通りにできることがあります。
この時にすかさず褒めます。
小さい子どもは褒められると
「この指示はこの行動で合ってたんだ!」
と理解できます。
テンションを上げて褒める方が
子どもは実感をもって理解できます。
時々しか指示が通らないのでもどかしいと思いますが、
これも毎日継続していきます。
すると、1日1回だったのが少しずつ増えていきます。
「定着させる段階」
最後は「定着させる段階」です。
少しずつ指示が通るようになって、
もう大丈夫と思って、
途中から絵カードを見せなくなったり、
一緒にやって見せたりしなくなってしまうと、
子どもはあっという間にできなくなってしまいます。
「できた」と思った時が
「定着させる段階」の始まりです。
様子を見ながら、
言葉のみで指示が通るようになるまでじっくり継続していきます。
信頼関係の構築が一番
この記事では、
•子どもに指示が通るようになるまでの3つの段階
について解説してきました。
子どもはなかなか言うことを聞いてくれなくて困りますが、
それはゆっくりじっくり学習している最中です。
数回できなかったからといって落ち込まずに、長い目で成長を見守りましょう。
また、指示が通るようになるためには信頼関係の構築が一番です。
信頼関係を構築しつつ、3つの段階を見守ってみて下さい。
指示が通る方法も紹介しています↓